研究会

福岡情報教育授業研究会第13回定例研究協議会報告

今日は,2月17日(金)に,
福岡市立春住小学校のパソコン教室を
お借りして実施しました
第13回定例研究協議会の報告をいたします。

福岡情報教育研究会は,平成15年9月に
福岡地区教科「情報」授業研究会としてスタートしました。
第一回の研究会を私の前任校でもある
太宰府高等学校において開催し,
その場で以後,会場として各高等学校を持ち回り
2ヶ月に1回の割合で研究会を行うという
基本線が出来ました。

以後,その路線に則り活動を続けてきています。
第6回からは、小学校・中学校および大学の先生方にも
オブザーバーとして、多数ご参加いただけるようになりました。
そのようないきさつから、
昨年9月に会の2周年を記念して会員資格を高等学校以外に,
また,活動範囲を福岡地区以外に拡大しました。
そして,研究会同様2年間の活動実績をもつ
メーリングリスト参加者を会員とする
「福岡情報教育研究会」に生まれ変わりを果たし,
今日に至っています。
現在県内外で60名を越える会員を有し,
日頃から情報を提供し合ったり、悩み事を共有したりしながら、
こまめに情報交換を行っています。

また,各学校現場のパソコン環境を見学した上での設備面における情報交換を目的の1つとして、下記のような学校を会場として定例研究協議会を実施して参りました。

定例研究協議会の会場は,次のような変遷をたどってきています。

第1回(福岡県立太宰府高校)
第2回(福岡県立城南高校)
第3回(福岡県立宗像高校)
第4回(福岡県立須恵高校)
第5回(福岡県立西福岡高校)
第6回(福岡県立福岡中央高校)
第7回(福岡県立春日高校)
第8回(福岡県立福岡高校)
第9回(東海大学附属東海第五高校)
第10回(福岡県立筑紫高校)
第11回(福岡県立修猷館高校)
第12回(福岡県立光陵高校)

そして,ついに会場校を義務制の小学校に移し,
第13回の定例研究協議会実施となったわけです。

参加者は,小学校1名・高校10名・大学3名の計14名でした。
開会に先立ち,会場校の先生より
展示物の紹介をしていただきました。
印刷できるディジタルカメラ,超広角ディジタルカメラ,
ドイツの絵本および
ウィンドシンセ(リコーダ型エレクトーン)など
興味深い品々を見学することが出来,大いに勉強になりました。

協議会では,最初に参加者全員の自己紹介・近況報告を行い,
意見・質問を出し合いました。
話題は,進数計算,電子メール,著作権教育,
e-ラーニング,動画編集の授業,
そしてシスコネットワーキングアカデミーと多岐に渡り,
今更ながら情報教育の裾野の広がりを感じさせられました。

恒例となっております会場校発表では,
授業支援ソフトを用いて,
小学校における授業の様子を紹介していただきました。
九九の学習ソフトや統合ソフト,
および音楽の時間に活用できるリコーダの模擬授業など
刮目に値する実践の数々に参加者一同,
小学生に戻ったつもりで,しばしパソコンの画面に釘付けになり,
一心不乱にキーボードやマウスをさわりました。

また,担当の先生が参加された
アメリカ最大級の情報教育大会である
NECC(National Educational Computing Conference)の模様や,
平成14年に県の海外派遣研修で行かれた
ドイツにおける情報教育の実態などを,
ビデオ映像を交えて紹介していただくこともできました。

予定の時間があっという間に経過したように感じる
大変中身の濃い発表でした。

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福岡情報教育授業研究会第3回研究発表会報告

ブログ更新を休んでいた間に,
福岡情報教育授業研究会の
第 3回研究発表会………1月15日(日)
第13回定例研究協議会…2月17日(金)
第 4回研究発表会………3月12日(日)
第14回定例研究協議会…5月26日(金)
と4つの行事をとりおこないました。

順に報告をさせていただこうと思います。

まずは,1月15日(日)に,
福岡市中央区にある啓隆社さんの会議室を
お借りして実施しました
第3回研究発表会からです。

参加者全員による,近況報告・研究協議を皮切りに,
発表2本と講演1本をプログラムの骨格として
10:00~16:30という長丁場の研修を実施しました。
最後に,新機軸として,参加者自身が生徒の立場で,
ブレーンストーミングとKJ法を体験する時間も設けました。

それぞれの内容をかいつまんで紹介させていただきます。

私立高校(情報,地歴公民担当)の先生の発表

先生が勤務しておられる学校では,
一歩踏み込んだ高大連携として,
「情報」の授業にテレビ会議システムを用いた
遠隔授業に取り組んでおられるそうです。

講師は,情報系の大学の先生だそうです。
ビデオ映像で紹介していただきましたので,
実際の遠隔授業の様子や生徒の勉強ぶりなど,
生き生きと伝わってきました。

中学校(理科担当)の先生の発表

先生が勤務しておられる学校では,
理科の授業にIT機器を活用し,
生徒の関心・意欲をうまく引き出す取り組みが
なされています。

具体的には,音の速さを生徒に体感させるのに,
ビデオカメラとコンピュータをうまく組み合わせて
用いてあります。

グラウンドでのフィールド・ワークもまじえた
スケールの大きい授業内容にいたく感銘させられました。

地元の大学にお勤めの先生による講演 
テーマ「大学おけるe-ラーニングの現状」

e-ラーニングシステムの研究はもちろん、
テレビ会議の実践等も幅広く行っておられれる先生に
特別にお願いして,講演を行っていただきました。
要旨を紹介させていただきます。

e-ラーニングシステムには、大きく分けて

(1)リアルタイム遠隔講義システム
(2)VOD(Video On Demand)システム
(3)WBT(Web based Training)システム

の3つがありますが、先生ご自身は,
(3)のWBT(Web based Training)システムこそ
e-ラーニングシステムであるとお考えだそうです。

最近のWBTは、コース管理システム等を複合してもっており、
学習履歴管理も可能だそうです。

WBTシステムの機能としては、
Webベースの教材作成・提示、
コミュニケーション機能(メール、掲示板、チャット)、
テスト、テストの採点、成績管理、宿題提出、回収と
いったものがあるそうです。

現在国内で50大学が利用しており、
先生お勤めの大学においては、
全学教育および農学部・工学部などの
各学部での専門講義や
情報基盤センター・留学生センターなど
多方面で利用されているそうです。

現在は学内のみの利用ですが、
将来的には学内外での利用も視野に入れて
研究を進めておられるそうです。

大学で実現している技術は、
近い将来小・中・高の学校現場においても
導入される可能性は大いにありますので、
先端技術の先取りという意味でも
大変意義のある講演だったと思います。

ブレーンストーミング&KJ法体験実習

日頃から,ブレーンストーミング法,
ブレーンライティング法,およびKJ法などに
精力的に取り組んでおられる
県立高校の先生にご指導をお願いし,
数名ずつの班に分かれて実習を行いました。

テーマとしては,広く「情報環境や情報教育の在り方」とし,
各班ごとにさらに細かいテーマを設定して,
ブレーンストーミングを行いました。

具体的には,私が事前に購入しておいた
大きめの付箋紙に,
めいめいテーマに関して思いついたものを
片っ端から書いて,
班に1枚ずつ配付した模造紙に貼っていく
という作業を行いました。

ブレーンストーミングには,次の4つのルールがあります。

(1)批判をしない。
(2)自由に発想し,自由に発言する。
(3)質より量を重視する。
(4)他人の意見に便乗し,発展させる。

実際にやってみると,
最初の1つ2つは時間が少々かかりますが,
その後は,勢いがついてどんどん出てきます。

私の班は,「インターネットに望むもの」
というテーマだったのですが,
みなさんが書いたものを見ると,
現状への不満と将来への期待が織り混ざり,
実に多種多様な意見がありました。

次に適当に模造紙に貼った付箋紙を,
分類する作業に入りました。
付箋紙を一種のカードに見立てたKJ法の体験です。

この段階では,グループ全員で侃々諤々と意見を交わし合い,
大いに盛り上がりました。
たまたま同じグループに,現在は大学の助教授をしている
高校生の時の親友とも呼べる仲間がいたのですが,
二人で口角泡を飛ばして討論していると,
まるで高校時代の昔に返ったようで,
なつかしさがこみ上げ,嬉しく思いました。

そうこうして,各班,模造紙に書かれた
いくつかの囲みの中に,付箋紙を貼る作業を終えて,
全体協議に入りました。

各班の代表者が,テーマと討論の過程,
結果として出来上がった模造紙の中身の紹介などをしながら,
さらに自由に意見を交わし合いました。

予定した1時間半という時間が,
あっという間に過ぎた気がするほど,
楽しく充実した時間を過ごすことが出来ました。
このような実習であれば,
普通教室でも十分できますし,
テーマをうまく設定すれば,
生徒も大いに乗ってくるのではないか
という手応えが得られました。

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第12回定例研究協議会盛会裡に終了

福岡情報教育授業研究会
第12回定例研究協議会
(正確には第11回までは、
前身の福岡地区教科「情報」授業研究会でしたが、
通算して数えることにします)
が25日(金)光陵高校を会場として行われ、
大盛況の内に終えることが出来ました。

参加者は25名で、
内訳は小学校1名、高校21名、大学3名でした。

内容としては、

(1)恒例の会場校発表(光陵高校)

1年生における必修「情報A」と
3年生における選択履修「情報B」
それぞれの授業実践が紹介されました。
具体的に教材の内容を提示しながら
わかりやすく説明され、
授業の様子を把握しやすいように
工夫してくださいました。

毎時間指導案の形で講義・板書計画を立て、
各担当者がそれをもとに
授業を展開してあるという実践形態が
特に印象に残りました。

「情報B」のアルゴリズムの教材として、
5年前に私が現職教員等講習会の講義用に
作った問題が使ってあり、
驚くとともに嬉しく感じました。
このようにお互いが作った教材が
共有できることが、
ディジタル化の1つの利点でもあると思います。
今後もこの研究会あるいは、
先月立ち上がった
福岡県高等学校情報科研究部会において、
教材の共有化を進めて行ければと思います。

(2)研究協議
今回は、行事の名称通り
ぜひ参加者全員による研究協議ができればと考え、
「情報モラル」の資料と
教材例を準備して臨んでいました。

結果的に、会場校発表の質疑応答に
端を発して
期せずして「情報リテラシー」に関する
ディスカッションをすることができました。

内容としては、
「コンピュータリテラシー」と
「情報リテラシー」の違いについてから始まり、
児童・生徒・学生の「情報リテラシー」を
高めるために
各学校がどんな工夫をしているかを
紹介し合う形になりました。
参加者一同大いに参考になり、
それぞれの現場に還元できる
内容だったのではないかとに思います。

(3)九州産業大学情報科学部における
   講義記録システムの紹介

毎年夏休みに
九州産業大学が実施してある
IT講習会に
今年度参加させていただき、
最終日の意見交換会で
多くの大学の先生方と面識を得ることができました。
今回もその中のお一人が参加してくださいました。

意見交換会終了後、
学内見学会が行われ、
丁寧な解説を伴い、設備を見せていただきました。
学生一人ひとりに
ノートパソコンを貸与されている関係で、
全教室に情報コンセントが配備されています。
学生の立場に立つと
理想的とも言える
素晴らしい環境であると思いましたし、
高等学校現場の状況を鑑みて
うらやましくも思いました。

中でも、感銘したのが、
情報科学部の全部の講義をビデオ記録し、
学生が復習のために見たり、
教官同士がお互いの講義を
見合ったりできるという点です。

そこで、今回定例研究協議会の参加者の方に
もよろしければ紹介をとお願いし、
それにお応じてくださったわけです。

お聴きしたことをまとめますと、
講義記録は、
当初FD(Faculty Development)を
目的として始められたそうです。

そのために、
全講義室にビデオカメラと
マイクを設置してあるそうです。
特に大講義室の装置は、
アングル切り替えや
講義担当教官によるモニターも可能だそうです。

配信は、Real Videoのストリーミング形式で行い、
過去4年分の全講義を
ウェブ上で検索可能にしてあるそうです。

現在のところ、
学外からは見ることが出来ない仕組みだそうです。
学生からは、自宅で見たいという要望もあり、
対応を検討中とのことです。

複数の教官で担当する際、
お互いに見合うことも多々あり、参考になるそうです。
学生にとっては、
レポートの課題の確認などに
特に役立つそうです。
試験前は
アクセス件数が
特に伸びるというデータもあるそうです。

研究協議の内容等も現在、
携帯電話のICレコーダで
録音したものを
少しずつ聞き直したりしながらまとめています。
公開できる分につきましては、
また後日紹介したいと思います。

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小・中学校の先生方へ

私が勤める嘉穂総合高校は、
本日で前期が終了し、終業式が行われました。
したがって、授業もなく
午後から大きな仕事が控えていましたので、
早めにそちらに向かいました。

夕方まで会合をし、
さらにその場所の職員の方と突っ込んだ話をして
ようやく帰途に着きました。
それで、いつもは昼休みの時間を利用して
割と早い時間に書いていますこのブログも
今日はこんな遅い時間になってしまったというわけです。

11月4日(金)、5日(土)の両日、
九州大学主催の「情報処理研究集会」が行われます。
一昨年度までは文部科学省(文部省)主催で
実施されていたものだそうです。
5日(土)に、この研究集会の中で
「初等中等教育における情報教育」というテーマで
特別セッションが行われます。
小・中・高の教師も参加して、
一緒に学校現場の情報教育について
考えてみようという趣旨です。

最初に30分間、講演が行われます。
講師は、先日9月24日にこのブログでも紹介しました
「教職員著作権講習会」でも話を伺った、
独立行政法人メディア教育開発センター理事長の
清水康敬先生です。
日本の情報教育界全体の中でも、大物中の大物だそうです。
教科「情報」の学習指導要領も、
この方が中心になってまとめられたのだそうですね。
次に福岡で話が聴けるのは、数年先だろうという話です。

講演の後、小・中・高それぞれの現場の教師が
日頃の実践内容を発表し、
最後に講師の清水先生も交えて
全体討論があるのだと思います。

私は、割と早い時期から発表を頼まれていたのですが、
ほかに名乗り出る方がおられたらと思って
はっきりとした返事はしないままになっていました。
6月にJADIE(日本情報教育開発協議会)の
全国大会九州会場でも発表させていただいていましたので、
あまり出しゃばりすぎたくはないという思いもあったのです。
数日前に、より明確な形で直接依頼を受けましたので、
快くお受けしました。

私は、これまで人から頼まれたら
基本的に引き受け、精一杯そのミッションをこなしてきました。
どんなに忙しい時に依頼された原稿も書いてきましたし、
自分の身に余ると思えるような役割でも
与えられた限りは、力を尽くして果たしてきたつもりです。
そういう積み重ねが今の私を作ってくれたのだと思い、
数々の出会いに心から感謝しています。

今回の特別セッションに関して、ここ数日の間に
劇的とも言える動きがあり、
高校現場からの参加は、ある程度の数が見込める状況が生まれました。
なお心配なのは、小・中からの参加者です。
せっかく初等中等教育全体を通して
情報教育を見つめ直す貴重な機会であるにもかかわらず
参加者の人数バランスが、
あまりに高校ばかりに片寄るのも好ましくないと思うからです。

特に今、私が一番望んでいるのは
中学校の技術で情報教育を担当している先生方との交流です。
研究会主催で夏休みの終わりに実施した「情報交換会」に
中学校の技術・家庭研究会の方をお招きするつもりで
動いていましたが、それは叶いませんでした。
そういう意味で、今回のセッションは
天が与えてくれた大きなチャンスだと思っています。

聞くところによりますと、
福岡の中学校技術・家庭研究会は、
教材を集めた本を近々出版できるぐらい、
とても盛んに活動してあるらしいですね。
代表者の方の学校名・氏名はお聞きしていますので、
なるべく早く時間を見つけて学校に出向き、
私たちの研究会および
11月5日の情報処理研究集会特別セッションへの参加を
強くお願いしてみようと思っています。

福岡の地に芽生えた、小さな小さな交流の輪
小・中・高・大の教育関係者が一同に集い、
熱く情報教育への思いを語り合える場

2年の歳月を経て、参加者一人ひとりの力で、
ここまで育んできた「福岡情報教育授業研究会」に
私は限りなく大きな夢を抱いています。

小・中学校で情報教育に情熱を燃やす先生方
我が国の情報教育の在り方に関心をもたれる先生方
もし、私のこのブログを目にされる機会がありましたら、
どうか一緒に輪の中に加わってください。
ともに明日の教育を夢見て語り合おうではありませんか。

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研究会が生まれ変わりました

タイトルの通り、昨日をもって
2年に及ぶ歴史を持つ
福岡地区教科「情報」授業研究会が
福岡情報教育授業研究会に生まれ変わりました。

名前はあまり大して変わってないように見えますが、
実態は大きく変貌を遂げました。
端的に書きますと、
これまでおよそ2ヶ月に1回、
数時間集まるだけであった「研究会」が
常時存在する「研究会」になるのです。
これは、「研究会」としての幅広い活動が
可能になると言うことを意味します。

会員は、右のプロフィール欄でも
呼びかけをしておりますメーリングリスト参加者になります。
悪意をもって参加するのではない限り、
教育関係者の方が情報教育に興味を持って
加入してくださるのであれば、広く受け入れたいと思います。

すでに実践例も多々集まっていますし、
教材や考査問題等の資料も相当数あります。
正直、とても一人で全部を整理するのは
できそうもないぐらいです。
嬉しい悲鳴ですね。

貴重な共有財産であるこれらのデータを
形のあるものにしたいという思いもあります。
とりあえずは、ウェブを作り直して
ディジタルデータの分については
会員がダウンロードできるようにしたいと
思っています。

昨日の第11回2周年記念の研究会で
学んだ内容をかいつまんで紹介します。

(1)会場校(修猷館高校の実践)
会場校説明

・学校教育の「コア」となる部分に働きかける情報教育

教育そのものを視野において、情報教育を位置づけられている
その姿勢が素晴らしいと思いました。
私が勤務する嘉穂総合高校は、
情報を基調とする情報科学高校といった理念を有する学校です。
その方向性を定めていく上で、
大いに参考にさせていただける内容でした。

・Critical thinkingを中心とする情報教育

「ウヒル」の話が面白かったです。
話術を身につける訓練をしてあるなぁと感じました。
とても生き生きと説明をされていたのが印象的でした。

スキーマの話は、生物学における動物行動学と
共通する内容が多く、大変興味深く聴くことができました。

また、私もよく利用するアウトラインプロセッサーを
授業で生徒に用いさせてあることにも感銘しました。
私自身も、先日「情報と表現」の座学の授業で
アウトラインプロセッサーの説明をし、
いずれ機会があったら実習内容として取り入れると
予告したところでした。
一足先に実践してある内容をお伺いし、大いに参考になりました。

Excelのワークシートのハイパーリンク機能を使った
「URL管理シート」を生徒に課題として作らせてある取り組みも
興味深かったですね。
データベースの概念を
実にわかりやすく、かつ実用的に教えてあると思いました。

(2)次期高等学校普通教科「情報」 カリキュラム(案)の提案

大学の先生が、生きのいい情報を提供してくださいました。
・教育システム情報学会情報教育委員会
・JADIEカリキュラム委員会
・情報処理学会
・教育工学会
といった学会に所属する先生方が、カリキュラム案を作って
出されるのだそうです。
詳しくはここには書けませんが、実に興味深い内容でした。
私のように普通教科「情報」のみならず
専門教科「情報」にも携わる者として
実に刺激的な内容だったとだけ紹介しておきます。

(3)中学校における情報教育実践

学校を上げて、意欲的に情報教育に取り組んでおられる
田川市立金川中学校の実践内容を
同校の公式ウェブを用いて説明されました。
各教科・各領域で学校の核として情報教育を位置づけ、
実践しておられる様子が十分に伝わってきました。

高等学校も負けてはいられないなと思います。
おそらく、私以外の高校現場の先生方も
同じように感じられたのではないでしょうか。
「教師が変われば、生徒も変わる」という原理を
改めて教えられた気がします。

以上、主な3つの内容をかいつまんで紹介しました。
実に得るものの多い会だったと思います。
この場をお借りして、主催者側の一人として
感謝の意を申し上げさせていただきます。

研究会終了後、恒例の懇親会になだれ込みました。
私がアルコールを口にするのは、
およそ1ヶ月前の情報交換会の懇親会以来のことでした。
大いに飲み、大いに語り
お互いの人間関係を高めて
また来週からの情報教育に向けたた
エネルギーを補填できたと思います。

こんなことをおっしゃったある女性の先生がおられました。
「この研究会に参加した次の時間、情報の授業に出向くと
生徒が、先生何かいいことあった?と聞くんですよ」と。
そして、その先生は
「うん。いいことあったのよ」と答えて、自分でも嬉しくなり、
とても楽しく情報の授業ができるのだそうです。
私に語られるときの輝く瞳が大変印象的でした。

いろいろと苦労もありましたが、会を立ち上げて
2年間で研究会11回、情報交換会2回と
のべ13回の懇親会をやってきた甲斐があったと
お話を聞いている私の方も大変嬉しくなりました。

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