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「授業道」こそ我が修む猷(みち)

前任校において,本年5月10日に実施しました生徒・保護者向け「人権教育講演」(テーマ:インターネットにおける人権侵害の現状と課題)および9月24日に実施しました2年生対象「性教育講演」の内容を録音したものをmp3ファイルにしました。興味のある方は,ダウンロードしてお聴きくださればと思います。→;「人権教育講演・性教育講演」
「生物教師の作品集」『いのちのエイズ教育』(完全収録済)は,こちらです。
「生物教師の生物学講座」(ユニークな言葉づかいによる生物学の解説)は,こちらです。

来る26日(日)に講演を行います「高校教科『情報』シンポジウムin九州」の詳しい内容です。→;「高校教科『情報』シンポジウムin九州」

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「1位」「1位」 「1位」「1位」「2位」

先ほど,前任校である嘉穂総合高校に勤務する先生の一人から相談の電話があり,話の流れから,いつものように授業に対する私の熱い思いを聴いていただきました。お忙しいところ,さぞ迷惑だったことかと思います。この場を使って,お礼とお詫びを申し上げます。

去る9月24日(水)に実施した「2年生性教育講演」のCDをお渡ししていたところ,ご自分が聴くのみならず,コピーをご実家のお母さんや妹さんにも差し上げられたとか。お母さんが高い評価をしてくださったとの話も伺い,たいへん嬉しく思いました。上記リンクにありますインターネットディスク上でmp3ファイルを公開してもおりますが,やはりCDの方が音質もよく手軽に聴いていただけるので,これからもお会いする方々に厚かましく(笑)お渡ししていこうかなとも思っているところです。

またいつものように話がそれてしまいました。脱線は,授業における私のクセでもあり,自分としては反省点でもあるのですが,代々生徒さんたちには好評です。今年は,進度をきちんと守る必要があり,あまり脱線話をしないようにはしていますが,現在「生物」の授業で取り上げている遺伝の分野で条件遺伝子の話をした際,教科書に例として灰色と黒色,そして白色のハツカネズミが掲載されていたのです。思わず,昨日の放課後,菓子パンのにおいを教えるために,ゲージに入ったハツカネズミにエサをちらつかせたところ,まるでブタのように鼻をつっこんで,手でネコパンチ(こっちの方は,我が家のペットのロシアンブルー兄妹がよく私に浴びせます)ならぬネズミパンチの嵐を浴びせてくる話をして苦笑を買いました。運動神経が素早い私は,ネズミパンチから見事菓子パンを守ることに成功しましたが,部員さんの一人が油断して菓子パンを盗られてしまった話も結構受けていたようです。

脱線から戻ろうとして,さらに脱線してしまいました(笑)。私はいったい何の話を書いていたのだったでしょうか???そうそう,授業技術の話でした。元に戻します。

「語り」の技術の大切さについては,電話の相手である先生にこれまでもたびたび語ってきました。だんだん,私の言わんとすることを,染み通るように理解して下さる様子が伝わってきてうれしく思います。「語り」の技術の例で,相手の先生が,落語を取り上げられたことがきっかけで,落語では,扇子が時には杯に,時には傘として使われ,表現上重要な小道具であるように,私たち教師にとって,授業中もっとも大切な小道具は,ポインターであるという話をしました。授業でポインターを使うという話自体,少々寝耳に水といった感じで,びっくりしてある様子でした。

そうなのです。授業をする教師に求められる技術として,「語り」「板書」と並び重要なのが,「ポインター」なのです。私としては,まず職場にいる間,ポインターを常時携帯することをお薦めします。いついかなる時に必要になるかわからないからです。理科の教師である私は,実験時の服装として当然のことながら,白衣をもっています。実験指導の流れで,教室での座学でも白衣を着てやっていた時期も以前ありました。

嘉穂総合高校に赴任して,LAN工事を自分でする必要性に迫られ,開校当時は毎日作業服を着て過ごしていました。嘉穂総合には,農業・工業の学科があり,生徒さんたちも担当教師の多くも作業服を着ています。ずばり,作業服が似合う学校だったのです。私の授業時のスタイルも上に作業服を羽織った形を自然と選びました。当時は,お客さんに応対する機会も多く,スーツをチョークで汚したくないという事情もありました。

4月に修猷館高校に異動になり,ホワイトボードの部屋もあった嘉穂総合の時以上に,教室でチョークを握り,文字や図表等を板書する時間が多くなっため,連日スーツを汚しまくりました。それに少々閉口した私は,転勤を機にいったんはお蔵入りしていた作業服を再び羽織り,教室に向かうようにしました。

現在,授業の時間が近づいてくると私はおもむろに作業服を羽織り,左の胸ポケットには,MDレコーダーを入れ講義の録音に備えます。また,ベルトの右側には,愛用のディジタルカメラをぶら下げ板書の撮影に備えるのです。左肩のポケットには,常時くだんのポインターが差し込んであります。これで授業準備完了となります。ちょうど,プロ野球の試合で,バッターが,ファウルチップよけのレガースや手袋をはめながら,自分がバッターボックスに入る順番を待つ心理に近いものがあるような気がします。

私にとって,作業服を着て,録音・撮影に備えるのは,一種の授業前の儀式なのです。それをしながら,数分後に迫った授業に向けて集中力を徐々にMAXに近づけていくのです。こればかりは体験してみないとわからないと思いますが,修猷館のような学校で1時間の授業をする緊張感は相当なものがあります。まず私語などは一切なく(居眠りは時々見受けますが…(笑))生徒さんたちの数十個の真剣なまなざしが,自分の一挙手一投足に注がれている感覚,それは,究極の喜びであると同時に,もの言わぬプレッシャーでもあります。もちろん,私自身はそれに応えるにふさわしい「語り」「板書」そして「ポインター」の技術を提供しているつもりです。

授業を授ける者と,受ける者との,いわゆる阿吽の呼吸は,半ば武道に通じるものであり,「授業道」とでも名づけるべきでしょう。生粋の生物教師である私は,日々,自己の「授業道」を極め尽くすべく,技術磨きに楽しく励んでいます。どうぞ今後とも応援よろしくお願い申し上げます。

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コメント

福岡大学
 濱田龍義先生

はじめまして。コメントありがとうございます。大学の先生から,このようにコメントをいただけるとは,大変光栄に存じます。

12月13日(土)のお誘い,ありがとうございます。
貴学は,父と弟の母校でもあり,実家からも私の現在の住まいからも近い距離ですので,たいへんなじみ深い大学さんです。

気持ち的には,ぜひお伺いしたいところなのですが,あいにく当日は,職場の理科の旅行になっておりまして,福岡にはおりません。誠に申し訳ございませんが,またの機会にとさせていただきます。

平成15年度より「福岡情報教育授業研究会」という組織を運営させていただいております。大学の先生方も加入しておられます。主体は,メーリングリストですので,先生もこの機会によろしければご参加下さればと願っております。私のアドレスkuramitsu@nifty.com宛メールを下さいますと,すみやかに招待手続きをとらせていただきます。

今後とも,どうぞ宜しくお願い申し上げます。

投稿: 倉光浩二 | 2008年10月25日 (土) 02時01分

倉光先生、はじめまして。
福岡大学理学部の濱田と申します。

福岡県における教科「情報」について検索していて先生のページに行き着きました。
本来であれば、高校教科「情報」シンポジウムに出席して直接お話しを伺いたかったのですが、所用のため行けず、残念です。

実はお願いがあるのですが、すでにご存知かもしれませんが、12月13日(土)に福岡大学でオープンソースカンファレンス2008 Fukuoka が開催されます。http://www.ospn.jp/osc2008-fukuoka/

このイベントはオープンソースソフトウェアの開発者、利用者が一同に会するイベントですが、縁があって今回、私が実行委員長をつとめることとなりました。

様々なセミナーや、企業、オープンソースコミュニティ等からの出展がありますので、是非、御参加を検討していただければ幸いです。
平成20年度情報教育研究集会が12月12,13日に
開かれるため、難しいかもしれませんが、県内の教科「情報」の先生方にお知らせいただければと思っております。

また、可能であれば、生徒さんにも、このイベントについて紹介していただきたいと考えております。

お忙しいこととは思いますが、どうぞ、よろしくお願いいたします。

投稿: 濱田龍義 | 2008年10月24日 (金) 07時43分

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