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福岡情報教育授業研究会第3回研究発表会報告

ブログ更新を休んでいた間に,
福岡情報教育授業研究会の
第 3回研究発表会………1月15日(日)
第13回定例研究協議会…2月17日(金)
第 4回研究発表会………3月12日(日)
第14回定例研究協議会…5月26日(金)
と4つの行事をとりおこないました。

順に報告をさせていただこうと思います。

まずは,1月15日(日)に,
福岡市中央区にある啓隆社さんの会議室を
お借りして実施しました
第3回研究発表会からです。

参加者全員による,近況報告・研究協議を皮切りに,
発表2本と講演1本をプログラムの骨格として
10:00~16:30という長丁場の研修を実施しました。
最後に,新機軸として,参加者自身が生徒の立場で,
ブレーンストーミングとKJ法を体験する時間も設けました。

それぞれの内容をかいつまんで紹介させていただきます。

私立高校(情報,地歴公民担当)の先生の発表

先生が勤務しておられる学校では,
一歩踏み込んだ高大連携として,
「情報」の授業にテレビ会議システムを用いた
遠隔授業に取り組んでおられるそうです。

講師は,情報系の大学の先生だそうです。
ビデオ映像で紹介していただきましたので,
実際の遠隔授業の様子や生徒の勉強ぶりなど,
生き生きと伝わってきました。

中学校(理科担当)の先生の発表

先生が勤務しておられる学校では,
理科の授業にIT機器を活用し,
生徒の関心・意欲をうまく引き出す取り組みが
なされています。

具体的には,音の速さを生徒に体感させるのに,
ビデオカメラとコンピュータをうまく組み合わせて
用いてあります。

グラウンドでのフィールド・ワークもまじえた
スケールの大きい授業内容にいたく感銘させられました。

地元の大学にお勤めの先生による講演 
テーマ「大学おけるe-ラーニングの現状」

e-ラーニングシステムの研究はもちろん、
テレビ会議の実践等も幅広く行っておられれる先生に
特別にお願いして,講演を行っていただきました。
要旨を紹介させていただきます。

e-ラーニングシステムには、大きく分けて

(1)リアルタイム遠隔講義システム
(2)VOD(Video On Demand)システム
(3)WBT(Web based Training)システム

の3つがありますが、先生ご自身は,
(3)のWBT(Web based Training)システムこそ
e-ラーニングシステムであるとお考えだそうです。

最近のWBTは、コース管理システム等を複合してもっており、
学習履歴管理も可能だそうです。

WBTシステムの機能としては、
Webベースの教材作成・提示、
コミュニケーション機能(メール、掲示板、チャット)、
テスト、テストの採点、成績管理、宿題提出、回収と
いったものがあるそうです。

現在国内で50大学が利用しており、
先生お勤めの大学においては、
全学教育および農学部・工学部などの
各学部での専門講義や
情報基盤センター・留学生センターなど
多方面で利用されているそうです。

現在は学内のみの利用ですが、
将来的には学内外での利用も視野に入れて
研究を進めておられるそうです。

大学で実現している技術は、
近い将来小・中・高の学校現場においても
導入される可能性は大いにありますので、
先端技術の先取りという意味でも
大変意義のある講演だったと思います。

ブレーンストーミング&KJ法体験実習

日頃から,ブレーンストーミング法,
ブレーンライティング法,およびKJ法などに
精力的に取り組んでおられる
県立高校の先生にご指導をお願いし,
数名ずつの班に分かれて実習を行いました。

テーマとしては,広く「情報環境や情報教育の在り方」とし,
各班ごとにさらに細かいテーマを設定して,
ブレーンストーミングを行いました。

具体的には,私が事前に購入しておいた
大きめの付箋紙に,
めいめいテーマに関して思いついたものを
片っ端から書いて,
班に1枚ずつ配付した模造紙に貼っていく
という作業を行いました。

ブレーンストーミングには,次の4つのルールがあります。

(1)批判をしない。
(2)自由に発想し,自由に発言する。
(3)質より量を重視する。
(4)他人の意見に便乗し,発展させる。

実際にやってみると,
最初の1つ2つは時間が少々かかりますが,
その後は,勢いがついてどんどん出てきます。

私の班は,「インターネットに望むもの」
というテーマだったのですが,
みなさんが書いたものを見ると,
現状への不満と将来への期待が織り混ざり,
実に多種多様な意見がありました。

次に適当に模造紙に貼った付箋紙を,
分類する作業に入りました。
付箋紙を一種のカードに見立てたKJ法の体験です。

この段階では,グループ全員で侃々諤々と意見を交わし合い,
大いに盛り上がりました。
たまたま同じグループに,現在は大学の助教授をしている
高校生の時の親友とも呼べる仲間がいたのですが,
二人で口角泡を飛ばして討論していると,
まるで高校時代の昔に返ったようで,
なつかしさがこみ上げ,嬉しく思いました。

そうこうして,各班,模造紙に書かれた
いくつかの囲みの中に,付箋紙を貼る作業を終えて,
全体協議に入りました。

各班の代表者が,テーマと討論の過程,
結果として出来上がった模造紙の中身の紹介などをしながら,
さらに自由に意見を交わし合いました。

予定した1時間半という時間が,
あっという間に過ぎた気がするほど,
楽しく充実した時間を過ごすことが出来ました。
このような実習であれば,
普通教室でも十分できますし,
テーマをうまく設定すれば,
生徒も大いに乗ってくるのではないか
という手応えが得られました。

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