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2006年5月

福岡情報教育授業研究会第13回定例研究協議会報告

今日は,2月17日(金)に,
福岡市立春住小学校のパソコン教室を
お借りして実施しました
第13回定例研究協議会の報告をいたします。

福岡情報教育研究会は,平成15年9月に
福岡地区教科「情報」授業研究会としてスタートしました。
第一回の研究会を私の前任校でもある
太宰府高等学校において開催し,
その場で以後,会場として各高等学校を持ち回り
2ヶ月に1回の割合で研究会を行うという
基本線が出来ました。

以後,その路線に則り活動を続けてきています。
第6回からは、小学校・中学校および大学の先生方にも
オブザーバーとして、多数ご参加いただけるようになりました。
そのようないきさつから、
昨年9月に会の2周年を記念して会員資格を高等学校以外に,
また,活動範囲を福岡地区以外に拡大しました。
そして,研究会同様2年間の活動実績をもつ
メーリングリスト参加者を会員とする
「福岡情報教育研究会」に生まれ変わりを果たし,
今日に至っています。
現在県内外で60名を越える会員を有し,
日頃から情報を提供し合ったり、悩み事を共有したりしながら、
こまめに情報交換を行っています。

また,各学校現場のパソコン環境を見学した上での設備面における情報交換を目的の1つとして、下記のような学校を会場として定例研究協議会を実施して参りました。

定例研究協議会の会場は,次のような変遷をたどってきています。

第1回(福岡県立太宰府高校)
第2回(福岡県立城南高校)
第3回(福岡県立宗像高校)
第4回(福岡県立須恵高校)
第5回(福岡県立西福岡高校)
第6回(福岡県立福岡中央高校)
第7回(福岡県立春日高校)
第8回(福岡県立福岡高校)
第9回(東海大学附属東海第五高校)
第10回(福岡県立筑紫高校)
第11回(福岡県立修猷館高校)
第12回(福岡県立光陵高校)

そして,ついに会場校を義務制の小学校に移し,
第13回の定例研究協議会実施となったわけです。

参加者は,小学校1名・高校10名・大学3名の計14名でした。
開会に先立ち,会場校の先生より
展示物の紹介をしていただきました。
印刷できるディジタルカメラ,超広角ディジタルカメラ,
ドイツの絵本および
ウィンドシンセ(リコーダ型エレクトーン)など
興味深い品々を見学することが出来,大いに勉強になりました。

協議会では,最初に参加者全員の自己紹介・近況報告を行い,
意見・質問を出し合いました。
話題は,進数計算,電子メール,著作権教育,
e-ラーニング,動画編集の授業,
そしてシスコネットワーキングアカデミーと多岐に渡り,
今更ながら情報教育の裾野の広がりを感じさせられました。

恒例となっております会場校発表では,
授業支援ソフトを用いて,
小学校における授業の様子を紹介していただきました。
九九の学習ソフトや統合ソフト,
および音楽の時間に活用できるリコーダの模擬授業など
刮目に値する実践の数々に参加者一同,
小学生に戻ったつもりで,しばしパソコンの画面に釘付けになり,
一心不乱にキーボードやマウスをさわりました。

また,担当の先生が参加された
アメリカ最大級の情報教育大会である
NECC(National Educational Computing Conference)の模様や,
平成14年に県の海外派遣研修で行かれた
ドイツにおける情報教育の実態などを,
ビデオ映像を交えて紹介していただくこともできました。

予定の時間があっという間に経過したように感じる
大変中身の濃い発表でした。

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福岡情報教育授業研究会第3回研究発表会報告

ブログ更新を休んでいた間に,
福岡情報教育授業研究会の
第 3回研究発表会………1月15日(日)
第13回定例研究協議会…2月17日(金)
第 4回研究発表会………3月12日(日)
第14回定例研究協議会…5月26日(金)
と4つの行事をとりおこないました。

順に報告をさせていただこうと思います。

まずは,1月15日(日)に,
福岡市中央区にある啓隆社さんの会議室を
お借りして実施しました
第3回研究発表会からです。

参加者全員による,近況報告・研究協議を皮切りに,
発表2本と講演1本をプログラムの骨格として
10:00~16:30という長丁場の研修を実施しました。
最後に,新機軸として,参加者自身が生徒の立場で,
ブレーンストーミングとKJ法を体験する時間も設けました。

それぞれの内容をかいつまんで紹介させていただきます。

私立高校(情報,地歴公民担当)の先生の発表

先生が勤務しておられる学校では,
一歩踏み込んだ高大連携として,
「情報」の授業にテレビ会議システムを用いた
遠隔授業に取り組んでおられるそうです。

講師は,情報系の大学の先生だそうです。
ビデオ映像で紹介していただきましたので,
実際の遠隔授業の様子や生徒の勉強ぶりなど,
生き生きと伝わってきました。

中学校(理科担当)の先生の発表

先生が勤務しておられる学校では,
理科の授業にIT機器を活用し,
生徒の関心・意欲をうまく引き出す取り組みが
なされています。

具体的には,音の速さを生徒に体感させるのに,
ビデオカメラとコンピュータをうまく組み合わせて
用いてあります。

グラウンドでのフィールド・ワークもまじえた
スケールの大きい授業内容にいたく感銘させられました。

地元の大学にお勤めの先生による講演 
テーマ「大学おけるe-ラーニングの現状」

e-ラーニングシステムの研究はもちろん、
テレビ会議の実践等も幅広く行っておられれる先生に
特別にお願いして,講演を行っていただきました。
要旨を紹介させていただきます。

e-ラーニングシステムには、大きく分けて

(1)リアルタイム遠隔講義システム
(2)VOD(Video On Demand)システム
(3)WBT(Web based Training)システム

の3つがありますが、先生ご自身は,
(3)のWBT(Web based Training)システムこそ
e-ラーニングシステムであるとお考えだそうです。

最近のWBTは、コース管理システム等を複合してもっており、
学習履歴管理も可能だそうです。

WBTシステムの機能としては、
Webベースの教材作成・提示、
コミュニケーション機能(メール、掲示板、チャット)、
テスト、テストの採点、成績管理、宿題提出、回収と
いったものがあるそうです。

現在国内で50大学が利用しており、
先生お勤めの大学においては、
全学教育および農学部・工学部などの
各学部での専門講義や
情報基盤センター・留学生センターなど
多方面で利用されているそうです。

現在は学内のみの利用ですが、
将来的には学内外での利用も視野に入れて
研究を進めておられるそうです。

大学で実現している技術は、
近い将来小・中・高の学校現場においても
導入される可能性は大いにありますので、
先端技術の先取りという意味でも
大変意義のある講演だったと思います。

ブレーンストーミング&KJ法体験実習

日頃から,ブレーンストーミング法,
ブレーンライティング法,およびKJ法などに
精力的に取り組んでおられる
県立高校の先生にご指導をお願いし,
数名ずつの班に分かれて実習を行いました。

テーマとしては,広く「情報環境や情報教育の在り方」とし,
各班ごとにさらに細かいテーマを設定して,
ブレーンストーミングを行いました。

具体的には,私が事前に購入しておいた
大きめの付箋紙に,
めいめいテーマに関して思いついたものを
片っ端から書いて,
班に1枚ずつ配付した模造紙に貼っていく
という作業を行いました。

ブレーンストーミングには,次の4つのルールがあります。

(1)批判をしない。
(2)自由に発想し,自由に発言する。
(3)質より量を重視する。
(4)他人の意見に便乗し,発展させる。

実際にやってみると,
最初の1つ2つは時間が少々かかりますが,
その後は,勢いがついてどんどん出てきます。

私の班は,「インターネットに望むもの」
というテーマだったのですが,
みなさんが書いたものを見ると,
現状への不満と将来への期待が織り混ざり,
実に多種多様な意見がありました。

次に適当に模造紙に貼った付箋紙を,
分類する作業に入りました。
付箋紙を一種のカードに見立てたKJ法の体験です。

この段階では,グループ全員で侃々諤々と意見を交わし合い,
大いに盛り上がりました。
たまたま同じグループに,現在は大学の助教授をしている
高校生の時の親友とも呼べる仲間がいたのですが,
二人で口角泡を飛ばして討論していると,
まるで高校時代の昔に返ったようで,
なつかしさがこみ上げ,嬉しく思いました。

そうこうして,各班,模造紙に書かれた
いくつかの囲みの中に,付箋紙を貼る作業を終えて,
全体協議に入りました。

各班の代表者が,テーマと討論の過程,
結果として出来上がった模造紙の中身の紹介などをしながら,
さらに自由に意見を交わし合いました。

予定した1時間半という時間が,
あっという間に過ぎた気がするほど,
楽しく充実した時間を過ごすことが出来ました。
このような実習であれば,
普通教室でも十分できますし,
テーマをうまく設定すれば,
生徒も大いに乗ってくるのではないか
という手応えが得られました。

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近況報告です。

長らくのご無沙汰をしてしまいました。

長期にわたり,更新を怠け続けたにも
かかわらず,訪問してくださった方には
お礼の言葉もありません。
ありがとうございます。

かつての教え子さんたちから
コメントをいただいたりもしていたようで
遅ればせながら,返事を書かせて
いただきました。

今年度は,4年に1度という教科書改訂の
大きな節目の年でもあり,
平成18年の年明けから
本職の「生物」と
現在の専門?「情報」と
両方の仕事の依頼を多数受けました。

最近では,東京書籍さんから
新しい教科書の座学部分の
板書例作成を依頼され,作っています。
さっそく,こちらの方も
Eネットのトップページ
リンクを貼らせていただきました。

トップページの
特報!! の「ぜひお読み下さい」
という名前で板書例へのリンクを作って
いただいています。
残った分の単元につきましても
鋭意作成中です。
座学の授業の際の参考にしていただけると
大変嬉しく思います。
感想・ご意見等をこのブログの
コメント欄を利用して
お寄せ下さるとありがたいです。

学校の業務の方でも
2月,3月は特別な仕事があり,
超多忙を極めておりました。
私は,学科主任を務めておりますので,
その責任たるや重大なものがあるのです。

年度はじめの忙しさも峠を越え,
ようやく生活に少し落ち着きが生まれてきたかな?と思います。
ブログ書きを一時中断してまで
やり続けけてきた大仕事も
ほぼ終えることができました。

今後も,情報発信に値する内容を厳選しながら,
書いていきたいと思っています。

本題の近況報告ですが,
本年度も学校の仕事としては,
ITシステム科主任と
情報管理部主任を受け持っています。
新設2年目になり,
科の生徒が2学年にまたがりましたので,
いよいよ学科主任としての本領発揮と
いったところです。

情報管理部の主な仕事は,
ネットワークや機器の維持・管理と
広報活動です。
今年度は,毎月中学生向けの
PR誌を作ることと,こまめな
ウェブサイトの更新を目標に掲げて
活動しているところです。

図書館の仕事も昨年同様
情報管理部主管となっていますが,
主任業務は若手に任せて一線から退きました。
また,PTA広報の仕事も
同じく別の若手メンバーに
お願いしました。

ということで,
昨年度9月22日付けのブログで書いておりました

・ITシステム科学科主任
・情報管理部主任
・図書主任(図書館業務は、情報管理部の管轄)
・情報科教科主任
・教育情報化推進主任 
・ネットワーク管理者
・新築移転設備計画委員
・教育課程検討委員
・学校活性化委員 
・PTA広報委員会副委員長
・再編整備図書・視聴覚小委員会委員長
・インターンシップ企画委員
・文化祭実行委員

という多数の業務のうち,
いくつかが減り,今のところ

・ITシステム科学科主任
・情報管理部主任
・情報科教科主任
・教育情報化推進主任 
・ネットワーク管理者
・教育課程検討委員
・学校活性化委員 
・インターンシップ企画委員

こんな感じです。
少しは楽になったという印象ですね。

学校業務以外では,
福岡県情報科研究部会事務局長の仕事と
福岡情報教育授業研究会の代表の仕事を
担っています。

後者の研究会の方は,2年半の歴史があり,
体制も整っていますので,順調に運営できています。
先日26日(金)に第14回定例研究協議会を
博多学園博多高校さんを会場にお借りし,
無事やり終えることが出来ました。
この報告は,また改めてさせていただきます。

前者の部会の方は,組織が大きい上に,
体制がまだ十分整い切れておりませんので,
なかなか活動を進められないという
もどかしさがあります。
とはいえ,やるべき行事関係については
現在,各方面と折衝しながら
粛々と進めているところです。

個人的には,今年度はじまった
九州工業大学情報工学部さんの
「情報」専修免許 免許法認定公開講座を受講します。
実は,明日(というか今日ですね)が
その第一回の講義です。
科目名は,「計算機システム特論」という
難しそうなものです(笑)。
日曜日で,娘の運動会と重なってもいますから
天気次第では,朝公開講座に行って,
午前中の講義を受けたあと,
いったん,運動会に出向いて
再度講義に戻るという
行ったり来たりの一日になりそうです(笑)。

各科目1/5しか欠席が認められませんので,
何とかぎりぎり単位取得ができるという線です。
厳しいですね。
休んだ分は,Apache,MySQL,PHPおよびXoops等を
使って作られているmoodleというe-ラーニングシステムを
用いながら,Web上で勉強できるようにしてくださるそうです。
ありがたいですね。

平成12年の3月に九州大学で
新教科「情報」現職教員等講習会講師の研究協議会で
5日間真剣に学んだ
当時の真新しい気持ちに戻って
しっかりと勉強させていただこうと思っています。

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