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2005年12月

ようやく年賀状を出し終えました

今し方、予定したすべての年賀状を書き終え、
郵便局に出してきました。
遠方の方から順に書いては出してを
繰り返したのです。
最初に他県の方の分を投函したのは、
26日の朝でしたから、
それから6日がかり
(途中2日間中断あり)で
県内の方の分を
仕上げたことになります。

昨年度が異動の挨拶も兼ねて、
200枚ほどだったのですが、
今回は何と倍増の400枚を
優に超える枚数になりました。
今年一年の間に知り合い、
名刺交換をした方には
原則としてお出ししたからです。

宛先と、文面のベースは
プリンタで印刷しましたが、
全員の方に4,5行ずつ
手書きで挨拶文を書きました。
手書きで一言添えるというのは、
年賀状を書くに当たって
常に心がけてきたことではあります。

今だからこそ、書けますが
昨年は、暮れの27日夜に
交通事故に遭い、
救急車で病院に運ばれ
入院しておりました。
年賀状を作るどころの話ではなく、
寝たきり状態でした。

幸い、宛先リストと文面は
完成していましたので、
データを弟に取りに来てもらい
印刷から投函まで
すべてやってもらいました。
したがいまして、
手書き添えも当然ありませんでした。
付き合いの長い方は
「?」と思われたかもしれませんね。
実はこういう事情だったのです。

今、こうして
私の手元にある名刺や、
書き終えたばかりで
感触がまだ手に残っている
各地に運ばれていくであろう
莫大な量の年賀状の数々が
この一年間の私の仕事が
いかに充実していたかを
雄弁に物語ってくれるように思います。

このブログの中で、
たびたび書かせていただいておりますが、
情報教育に携わるようになって
人と人とのつながりや絆といったものを
より強く意識するようになりました。
もし私が、生物教師のままだったら
これほどたくさんの名刺は
手元にないでしょうし、
年賀状の枚数もあまり増えなかったでしょう。

12月3日に終えた
実教出版さんの
教科「情報」授業支援セミナーが
今年最後の大仕事と思っていましたら、
思いがけず、
27日に大学生協九州事業連合さんの
パソコンスキルアップ講座で
高校現場の様子を語って欲しいという
依頼を受け、
ここ数週間はその準備にかかりきりでした。
並行して年賀状の作成も行い、
ようやくそれらすべてを
終えることができたという訳です。

忙しさにかまけて
怠けがちだったこのブログですが、
年明けからは、
初心に帰って
またこまめに書かせていただこうと思っています。
ご訪問くださった方、
来年もどうぞよろしく
お願い申し上げます。

以前、予告をしておりました
日本文教出版さんのICT-Education28号
寄稿させていただきました原稿が
バックナンバーとしてウェブに掲載されました。
ご一読くださると幸いです。

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とても嬉しいこと2つありました

今日は、一日研修を受けました。最初に、
「サイバー犯罪の現状について」という題で、
警察署の方から講義を受けたのですが、大変
わかりやすく、よくまとまっていましたので、
テキストファイルにしたものを下に
載せさせていただきます。
文責はすべて私にあります。

研修終了後、近くの中学校4校を訪問しました。
詳しくは書けませんが、
以前「惚れて通えば‥」という内容で
このブログに書いておりました
私の切なる願いが叶いかけてきた
とだけ報告させていただきます。
とても嬉しく、温かい思いに満たされながら
帰途に着きました。

私は、コミュニケーションツールとして
特にメールをよく利用します。
いつでも、どこでも
メールが受信できるように
AirEdgeを年間契約しています。
これまで、AH-K3001Vという
ブラウザとして最初にOperaを
採用し、話題になったPHS機を
使っていたのですが、
インターネットにつなぐたびに
USBケーブルでノートパソコンに
接続する必要があり、
煩わしく感じていました。

立ち寄った電機店で
契約10ヶ月以上は格安で、
PCカードタイプのAH-H407Pに
機種変更できるとのことでしたので、
思い切って替えることにしました。

完全にノートパソコンのスロット内に
収まり実に快適です。
無事セッティングも済み、
メールの送受信ができました。
ユビキタス環境に
また一歩近づいたかな?と思い
こっちの方でも嬉しい気分になりました。
楽しい週末を送れそうです。

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「サイバー犯罪の現状について」

1 インターネットの現状

 むずかしいことはやさしく。
 やさしいことは深く。
 深いことは愉快に。

(作家、劇作家 井上ひさし)

伝えたいことはたくさんあるが、何かきっかけになって
くれればと思う

今すぐ情報セキュリティ
サイバー犯罪の検挙
 インターネット詐欺
 出会い系サイト
 学校別掲示板

インターネットの現状
 場所が分からないとき‥インターネットで検索
 地図を調べる(ソフトを買わなくても良い)
 天気を調べる(インターネットで)

インターネットの普及率 7948万人
            人口普及率 62.8%
            
 ※ 携帯電話の分も入っている
   モバオク
   出会い系サイト99%以上携帯電話

6416万人がパソコンを使う
インターネット常時接続‥外部からの接続
            フィッシングの踏み台にされる

2 サイバー犯罪

サイバー犯罪
 インターネット、携帯電話などの情報技術を利用した犯罪

不正アクセス、企業サーバに侵入というイメージがある
が、従前の犯罪が、インターネットを使って行われるよ
うになってきた。

脅迫予告
 昔は新聞の切り抜き
 今はインターネットで

・匿名性が高い
  私書箱を使う(身元確認なし)
  犯人が特定できない
  インターネット環境は至る所にある
  インターネットカフェ
  1コインで使用できる場所がたくさんある

・犯罪の痕跡が残りにくい
  オークションの場合、相手とのやり取りはメールのみ

・不特定多数の者に広く被害が及ぶ
  中学生でもネット詐欺をする時代
  全国に広がる
  だれでも犯罪者になる
  掲示板詐欺(もろ画像)

・時間的・場所的無限定性
 (国境がない→ボーダレス)
  時間と場所を超越する
  みんなで一緒に研究しようと始まったインターネット
  みんなで取引を行う
  アメリカでポルノ解禁
  .comだからアメリカか?というとそうではない
  年齢認証18歳以上か? 日本の風営法
      21歳以上か? アメリカの州法で決まっている

  エロ動画、無修正画像いくらでも手に入る

  日本が抱えている問題
   児童ポルノ(規制が甘い)
   アニメ動画の規制が日本にはない
   各国から日本の児童ポルノが流出

 不正アクセス禁止法
  上半期だけで 1012件
 県警の検挙件数
   平成16年    37件
         (大多数はインターネット利用犯罪)

    相談件数
   平成16年末 7614件
   詐欺、悪質商法、インターネットオークション
   相談内容が年々深刻になっている
   北九州詐欺団 被害総額2億以上
   DVDの原価(何円か)
    → 400円ぐらいで

 下着撮影等で報酬‥二度と取り返しがきかない
 いったんインターネットに流出したものは、二度と回
 収できない
 ディジタルの世界なので、複製され無限に広がる

 出会い系サイト90%以上が携帯電話
 児童買春、児童ポルノ違反、売春と買春

 出会い系サイトを契機とした
  299件(前年と比べ72件減少)

・ネットカフェから不正アクセス

・ネット上でわいせつ画像公開

・チャットで中学生を脅迫

・グラビア画像を無断でオークション販売
 ディジタル万引き、スキャナで取って
 漫画の単行本
 mp3のオリコンチャート1位から30位まで
 無修正画像
 封切り前の映画

・出会い系サイトで知り合った児童を買春

・ネット上で覚せい剤犯罪

・ソフトウェアをネット上で無断配布

・オークションで偽造ハイウェイカードを販売

・メールで女子高生を脅迫

yahooオークションIDがメールアドレス
ID、パスワード‥盗まれ、オークション詐欺に

3 ビデオ教養 インターネット安全教室
4 事例紹介と対処要領

(1) フィッシング詐欺にご用心
    ニセのメールを送りつけるなどしてクレジット
    カード番号や暗証番号を入力させられる。

(2) 無線LAN
    セキュリティをかえていないと危険
    使い放題になる
    無線LANを使うときは必ずセキュリティ設定をする
    電波が届く範囲であれば使用できるという状態は避ける。

(3) ウィルス対策ソフトは常に最新のものに
    使用期限切れに注意

    フィルタリング‥破る方法がある、完璧ではない
    ・windowsアップデートを必ずする
     Cドライブがなくなるとか、踏み台にされるとかの危険
    ・ウィルス対策ソフトを入れる
     メールチェック
     ウェブページカット
     ダウンロードチェック等すべてこなす
    ・ウィルスソフトの最新パッチを当てる
     インターネットに接続しないとできない
    ・ファイアーウォールの設定

    最近のウィルス
    CD-Rが送られてくる→再生してみる
              ID,パスワードを第三者に通信して送る
    画像を見るだけで、ウィルス感染

(4) 慌てないで脅しメール
    ワンクリック詐欺
    メールを使った脅しや不当請求には冷静に
    警察や生活安全センターのサイトを

    メールアドレスはわかっている
    プロバイダを調べればわかる
    といった脅し
    プロバイダは民事では情報公開しない
    脅しメール 2% 実際に払う
          5% 返信を打つ

(5) オークション詐欺に注意
    オークションを利用するときには、安全確実な
    取引が出来るサービスを利用
     ‥トラブルを避ける。

    非常に手を焼いている
    架空口座がある。相手との面識はない
    最新の犯罪者は中に砂を詰めて送ってくる
    債務不履行であって犯罪に直結するとは言えな
    い部分もある
    何を信じたらよいのか?
    インターネットは不特定多数が使用している。
    悪人も利用している
    インターネットの根幹が揺らぐ‥経済に使えるのか
    ある段階まで、評価を高める。古物商免許を取る
    →信用を得て、ある日詐欺を働く

(6) ブログやホームページの注意点
    個人情報や写真に注意
    個人情報の取り扱いに注意し、マナー違反や著
    作権違反をしないように
    社会のルールやプライバシーを守る
    試写会への応募
    インターネットでやると手軽
    ダイレクトメールがどんどん来るようになる
    個人の情報‥どこまで信頼があるのか、不安が募る

架空請求 
 ・支払わない
 ・無視する
 ・メールアドレス等の変更
 脅迫、恐喝好意がある場合
 →最寄りの警察署に相談

相手の確認
 →あらゆる連絡手段を使う
催促、請求
 → 証明(内容証明郵便等)

掲示板での個人情報
 電子掲示板に名前、電話番号などが掲示されている、
 また悪口などを書かれている。どうするか?

 ・削除依頼
   →掲示板の管理者、プロイダに削除依頼
    (プロバイダ責任法)
 ・名誉毀損等悪質な場合
   →最寄りの警察署に相談

 表現の自由があり、掲示板を丸ごとなくすことはできない
 被害届を出す‥処罰の意志を持って犯人逮捕を

出会い系サイト
 俗に見知らぬ人との出会いを支援するウェブサイトの総称。
掲示板・チャット・私書箱など、システムはさまざま。
多く、異性との出会いを目的にしたものをさす。
(三省堂辞書より)

現実社会と同じで犯罪になること
出会い系サイトを通して犯罪が行われていること

出会い系サイト規制法
 誘引する内容を書き込めば、児童でも逮捕される

・強制わいせつ
・誘拐
・児童福祉法違反(児童ポルノ)
・不正取引・児童売春周旋

 ※携帯電話もフィルタリングがかけられる。

○ルールやマナーを守る
○不用意に個人情報を出さない
など

警察庁  http://www.npa.go.jp/
福岡県警 http://www.police.pref.fukuoka.jp/
      092-641-4141

質問
Q オークションについて
 yahooオークションを使っている生徒が多い
 出品をする場合、サクラのような友人を利用して高値
 になるようにつり上げた場合、犯罪行為になるのか?

A 業者がつり上げをやっている例はある
  価格競争だけだと犯罪に当たらない
 (立件が非常に難しい)

Q 友人同士でやった場合、どうなるか

A 実際にその値段で落とそうと思っただけですと言わ
  れたら仕方がない

Q サイバー犯罪とは違うが、マンション経営の話が毎
  日のようにかかってくる  教職員名簿が流出して
  いるらしいが、犯罪にならないのか。

A 名簿屋という業者が実際にいる
  個人情報が付加、過去の取引‥高く取引される

  個人情報保護法はあるが、適用された例は少ない

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「情報産業と社会」におけるメール実習

私が勤務する嘉穂総合高等学校は、
情報を基調とした教育を行う
情報科学高校という理念のもとに
設立されました。

私は、学校創立と同じく
平成16年11月1日付で
前任校の太宰府高等学校から異動し、
赴任しました。

私を待っていたのは、
ITシステム科の主任に加えて、
校務分掌の柱の1つである
情報管理部の主任という大きな職責でした。

私がまず手がけたのは、
情報を基調とした学校の
具体的なコンセプトを作る仕事です。

私は、
E-learning,Communication,Open space
の3つを理念とすることを提唱し、
中学生にもわかりやすく表現するために
3つの言葉の頭文字をとって、
ECOという略号を用いることにしました。
詳しくは、学校の公式ウェブ
掲載しておりますので、
よろしければご覧下さい。

3つの理念のうち、
特に今授業で教えている内容と
関わりが深いのがCommunicationです。

昨年度まで、普通科高校である太宰府高等学校に
勤務し、「情報A」を担当していました。
授業で、メール実習を行うときには、
フリーソフトである
BlackJumboDogを利用して、
教師機にメールサーバを立て、
あらかじめ、メールアカウント登録用の
テキストファイルを作り、
一学年分のアカウント作成や
クラスごとのメーリングリスト作成などを
行っていました。

こう書くと簡単そうですが、
実際400名分のアカウントとなると
結構たいへんな作業ですし、
いざ授業に臨むと
何かとトラブルに見舞われることも
度々ありました。
特に、自分以外の先生が
担当してあるクラスで
トラブルが起こった時は、
すぐに対処することもできず、
授業に遅れを生じる原因にもなっていました。

今年度(というよりも将来にわたって)、
嘉穂中央高校と嘉穂総合高校の全域を結ぶ
ネットワーク上に
ディジタル・アーツ社の
コミュニケーションサーバを立てました。
Linuxで動くシステムで、
どうやら私が勉強中のPHPを使った
ウェブアプリケーションのようです。

コミュニケーションサーバによって、
メール・掲示板・アンケート・回覧板・
データボックス・ウェブ教材・ホームページ作成・
チャット等をイントラネット内で使用できます。

しかも、インターネット上に氾濫する危険、
不適切な情報を遮断するフィルタリングソフト
である「i-フィルター」と
いじめや誹謗中傷、差別発言等を
未然に防止するための
言葉に対するフィルタリングソフト
である「m-フィルター2」が
組み込まれており、安心して使用できます。

今日の「情報産業と社会」の授業では、
座学で勉強した電子メールのマナーや
ネチケットの内容を
さらに深めることを目的に
パソコン教室における実習を行いました。

具体的な内容は次の通りです。

(1)各自ID,パスワードを入れさせ、
   コミュニケーションサーバ上の
   グループウェアである
  「ジョイコミ!」にログインさせる。

(2)多くのメニューの中から
   電子メールを選択させ、
   授業で学習した
  「宛先」「CC:」「BCC:」
  「件名」「本文」「添付ファイル」
  といった各項目が
  画面上にあることを確認させる。

(3)宛先欄に自分のアドレスを入れさせ、
   「件名」「本文」をきちんと書いて
   送信させる。
   本文の最後には、必ず署名をつけるよう
   指示し、中間モニタを利用して具体的に署名を
   書く様子を生徒に見せる。

   ※日本語入力で、アルファベットや
    記号を入力し、うまくいかない生徒が
    いることが多いのでフォローする。

(4)メールアドレスの先頭部分は、ID(出席番号)
   なので、クラスの友人にメールを出させてみる。
   この際、「宛先」「CC:」「BCC:」の
   それぞれを利用した同報メールを試させる。

(5)教師側から送ったメールに対する返信を出すことを
   本時の課題として与える。
   その際、返信の場合はReplyの省略形であるRe:が
   頭につくので、
   基本的に、件名は自動的に入る分を
   そのまま残す形でよいことを説明する。
   また、同報メールの方法についても
   具体的に指示を加える。
   添付ファイルを必ずつけさせるようにさせ、
   ファイルとしては、実習や文化祭の作業を通して
   生徒たちが制作した作品を選ばせる。

   ※課題の評価の規準として、
    指示を正しく守っていれば合格ラインである
    B評価を与えること、
    添付ファイルや本文の内容に、
    オリジナル性や工夫の跡が見られる場合、
    さらに上の評価が与えられることを説明する。

(6)メーリングリストのアドレスをホワイトボードに
   書き、宛先にアドレスを入れて送信する場面を
   中間モニタを通して見せる。
   課題を提出し終えたものは、
   メーリングリストに、クラスメートに対する
   メッセージと題して1本ずつ投稿するように
   指示する。

実際に授業してみて、ほぼ予定通り1時間(50分)で
(1)~(6)を消化することが出来ました。
途中、言葉のフィルタリングによって、投稿不可になった
生徒に対しては、
「インターネット上で、本当にそのメールを出していたら、
相手に不愉快な思いを与えたり、
思わぬトラブルに発展したりしたかもしれないよ」
と諭しました。

以前も、このブログの中で書いたのですが、
私は「情報」の授業の中で
閉じられたバーチャルネットワーク
(イントラネットなど)を利用して
情報倫理やネチケットに関するトレーニングを
十分積ませてからでないと
インターネットに接続させるのは危険だと
思っています。

ちょうど自動車学校で、十分練習を積み、
仮免許を取得して初めて路上実習ができるようなものです。
本校のように、常時バーチャルネットワークが
利用できる環境を整えた高等学校は
あまり多くないと思いますが、
今後リース更新等のソフトウェア整備において
県の標準仕様に入れる方向でも
検討すべきべきではないかと思います。

Microsoft社が学校向けに無償提供している
School Communication Kit
言葉のフィルタリングはないものの、
一通りのグループウェア機能は備えているようですので、
これを試してみるのも手かもしれませんね。

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